z is for zokkon

50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

皇居ランナーの仲間入り

昨日になりますが、皇居1周を走りました。とうとうこれで皇居ランナーの仲間入りです。

勤め先に「ジョギング部」があって、2カ月に1回ぐらい練習会を開催しています。勤続10数年にして初めてそこに参加したのでした。

神保町に梅の湯という銭湯があり、ランナーがランニングステーション的に利用することができます。つまり、着替えて荷物を預けておき、走った後で入浴するわけです。定時後に会社の受付周辺に集合し、歩いて梅の湯に向かいます。

竹橋を起点にして、反時計回りで走ります。集団でにこにこジョギングすることになっているわけではなく、好きなように走っていいとのことで、ふだんと同じくらいの1キロあたり6分前後のペースを保ちました。

最初の1キロぐらいは上り坂ですが、千鳥ヶ淵あたりからはずっと下り基調で、走りやすい。ライトアップされていて迫力を感じる桜田門とか、二重橋前あたりから右手方向の日比谷・丸の内のビル街なんかを見ると、気分も高揚します。コースとして人気があるのもわかります。途中、急に涼しい風が吹いてきた場所もあった一方で、排気ガスなんかの臭気をやや強く感じる場所もあります。全体としては気持ちよく走れました。

f:id:zokkon:20190925192212j:plain

竹橋付近から

全員がそろってから歩いて梅の湯に戻り、入浴します。余談ですが、ここで初めて電気風呂というものを体験しました。なんかドンという感じの衝撃があり、一瞬ぎっくり腰になったかと思いました。これはもう体験しなくていいです……。

空虚な中心ではありますが、東京の真ん中にこういう広々とした場所があるのはいいですね。この御代がいつまでも続いてほしいと思います(なんて心にもないことを書いたりして……)。

がんばろう館山、南房総

台風15号が関東に襲来してからもう2週間になるんですね。被災者の皆様には改めてお見舞い申し上げます。まだ被害の全容すらわかっていない地域もある中、また新たな台風17号強い雨風をもたらす恐れがあり、心身の疲労は並大抵のことではないと思います。なんとか乗り越えてほしいと願っています。

今回大きな被害を受けた房総半島南部地域にはこれまで何の縁もなかったのですが、今年の年末年始に家族旅行で宿泊したリゾートホテルが南房総市に立地しているのと、初めてマラソン大会に出場したのが館山若潮ラソンだったことで今年になってつながりができました。個人的な交流が生まれたわけではないのですが、今回の災害には心を痛めています。

f:id:zokkon:20190101065546j:plain

野島崎灯台付近からの初日の出

zokkon.hatenablog.com

zokkon.hatenablog.com

その館山若潮ラソンの来年の大会へのエントリーが9月20日に始まりました。大会ホームページで台風の被害について触れている箇所は見当たりませんが、開催時期にはある程度復旧できているでしょうか。昨年の大阪での台風の被災地にはまだブルーシートをかけたままの家屋があるという話も聞きますし、千葉も時間がかかるのではないでしょうか。

応援の意味も込めてまたエントリーしようかという気持ちがある一方、あのきついコースにまた挑戦するだけの気力がなかなか湧いてこないのも事実。これまで復旧に何の力にもなってなくて申し訳ないという気持ちもあるし……。

でも、いい大会だと思います。注目度が上がってエントリーの出足好調だという話も聞きました。早く決断しなければ。

もう一度、写真の話をしないか。ロバート・フランク展

表題は清里フォトアートミュージアムで開催中の展覧会のタイトルです。先頃94歳で亡くなったスイス出身の写真家、ロバート・フランクのヴィンテージプリント106点を展示しています。6月29日から9月23日まで。

気がつけば終了まであと数日になっていたので、あわてて会社の休みを取って行ってきました。

f:id:zokkon:20190919214244j:plain

9月9日という開催のまさに終盤で亡くなってしまったので、チラシや展示の説明板などは存命を前提にした書きぶりでした。説明板には追悼の言葉が急遽付け加えられていました。

f:id:zokkon:20190919133518j:plain

会場の清里フォトアートミュージアムには初めて行きました。清里駅から車で10分ほどの別荘地にあります。宗教法人の真如苑が運営しているようですが、そんな雰囲気は感じませんでした。

バスタ新宿から格安の高速バスで清里方面行き3900円というのがあり、本来はネット予約が必要でバスタ新宿でもチケットは売っていません。しかしダメもとで発車直前に行ってみたら、キャンセルの空席があって乗ることができました。

清里駅ではレンタサイクルを借りました。2時間か3時間かで迷いましたが、余裕を見て3時間1700円。電動アシスト自転車しかなく、ちょっと高いと思いましたが、結果的にはこれが正解。

ミュージアムまではだらだらとした下り坂で、帰りには逆に上り坂がずっと続くことになります。3〜4kmぐらいかな? マラソンで25km地点ぐらいにこういう感じだと絶対に心が折れて歩いてしまうところ。電動アシストで助かりました。(この部分があるので、あえて健康がテーマのブログにこの話題を入れてみた次第)

f:id:zokkon:20190919150418j:plain

清里八ヶ岳の麓

さて、展示についての感想ですが、ヴィンテージプリントって傷や汚れがわりと多いんですね……。フレームからはみ出したり、鉛直線が必ずしもまっすぐじゃなかったり、みたいな粗の目立つ写真もけっこうあったし、そういう緩さもまた魅力なのかな、と思いました。また、ジャック・ケルアックとは、代表作の写真集「アメリカ人」に序文を依頼したり、一緒に撮影旅行に行ったりして交流があったそうで、今回の展覧会ではそのあたりにも光が当てられており、ビートニクスと感覚的に通じるものがあったのだろうと感じました。メインの展示スペースの外にビデオ上映装置があり、そこでフランクが初めて撮影した映画「プル・マイ・デイジー」を流していたのですが、同作にもケルアックはナレーターとして参加しているほか、アレン・ギンズバーググレゴリー・コーソといったビート人脈が出演しています。

今回は会場の収蔵作品で構成されていたので、1960年代以前の作品が中心でしたが、キャリア全体を見渡すような展覧会があったらまたおもしろいだろうなと思いました。映画制作中心の時代をくぐり抜けてどう変わったか、とか。実現は難しそうですが……。

[追記」この展覧会に限らず、清里フォトアートミュージアムの入館料はセゾンカードかJAF会員証の提示で割引になります。持っていってなかったので今回使えなかったのは痛恨……!

マラソンという競技の難しさ

今日は3連休の中日で、昨日は曇り、今日は晴れで天候に恵まれたのに2日とも寝坊してトレーニングをサボってしまいました。その代わり、マラソングランドチャンピオンシップMGC)のテレビ中継を生で見ました(全然代わりにならないのは承知しています……)。

男子、スタート直後から設楽悠太選手がハイペースの大逃げを打つという驚きの展開。その結果失速して14位に終わったのですが、Twitterには設楽選手の勇気を称賛する声があふれていました。それに異論はないのですが、望んだ結果に届かなかったのは厳然たる事実。そこから末端の素人ランナーが得られる教訓はあるのでしょうか。

これまでに自分が読んできた初心者向けのマラソン入門書などでは、ペースはなるべく一定に保つことが推奨されています。調子がいいと思って序盤に飛ばしすぎると後半で息切れするので、抑える勇気を持つことも必要、といった物言いもよく目にします。

走る速度自体よりも、エネルギー源を消費する速度と肉体への負荷の兼ね合いが問題なのだろうなと想像しています。そのロスとダメージを最小化する最適解がペースを保つことなのでしょう。

レースを構成する要素として気温や湿度という環境の影響も加わるので少なくとも3元連立方程式になるし、他にも大きな要素があるかもしれません。素人は順位やタイムを(それほど)気にする必要はありませんが、トップクラスの選手は他の選手との駆け引きなどもあるだろうし、さらに複雑な方程式になるでしょう。

ということを考えた末にやっぱり「序盤から飛ばすのは危険」という結論で終わるのであれば拍子抜けではありますが、トップレベルの選手にとってもこれほどの長距離を走るのは常に挑戦なのだなあと思いました。夏の疲れから脱するのに苦労している身にはいい刺激になりました。少なくとも気持ちの上では。

夏トレーニングの成果はあったのか

今日は9月1日。夏もそろそろ終わりですね。

7月の走行距離は82.7km、8月は62.2kmでした。昨年はどちらも20キロ台だったのを考えるとすごい伸び率ですが、夏でも平気で月間200kmとか走る市民ランナーも存在するようなので、まだまだですね……。

ランニングの代わりに水泳を増やすつもりでしたが、その時間もあまりうまくとれないでいるうちに、不十分な感じで夏が終わってしまいました。

しかも、このところ10km前後を走るとものすごくしんどく感じるようになってしまいました。暑い季節をくぐり抜けて疲労が蓄積しているのでしょうね。またハーフマラソンとか30kmとか走れる日は来るかしら、と思ってしまいます。

中野ジェームズ修一氏の『ランナーのためのコンディショニングカレンダー』という本では、7月と8月の章は身体に負荷をかける活動のことはあまり触れていなくて、食事やシューズ、ストレッチといったどちらかというと周辺的な話題が中心です。夏に無理して走ることはないというわけです。そして、9月の章は疲労回復が記述の多くを占めます。やはりそういうことですね。

夏期休暇から増えてきた酒量を減らし、睡眠時間をなるべく長くすることを心がけて、疲労を抜いていくことにします。そして秋のレースに備えたいと思います。

中野区の南部スポーツ・コミュニティプラザに行きました

生きてるだけでヘトヘトのこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先週金曜日に、プールと1000円カットのコンボを試してみました。ただし、行ったのは当初想定していた神田の千代田区立スポーツセンターではなくて、自宅近くの公共のプール。そこから最寄りのQBハウスまで電車で移動するという方法をとりました。神田は遠いし、プールの料金も高いのでとった作戦だったのですが、金曜日の晩だったせいかQBハウスがけっこう混んでいて、待ち時間を含めると結局1時間近くかかりました。うーんうまくいかない。

どうせ電車を使うならもっと効率のいい時間の使い方ができないかと考えて調べたら、中野富士見町から徒歩5分ぐらいのところに公共のプールがあることがわかりました。それが南部スポーツコミュニティプラザというスポーツ複合施設のプールです。

中野区の公共のプールを以前調べたときはコナミスポーツのジムしか検索に引っかかってこなかった気がするのですが、こんな近くに格安の物件があったとは!

f:id:zokkon:20190806184907j:plain

南部スポーツコミュニティプラザ

プールの料金は非区民の都度利用の場合、1時間350円です。2時間ならちょうど倍の700円。ロッカーは100円玉を入れて使用後に戻ってくる仕組みになっています。

プールは地下1階にあります。施設自体が新しいようで、ロッカールームなどの設備は快適でした。

平日の夕方という時間帯だったせいか人が少なく、のびのび泳ぐことができました。クロールの呼吸を左右両方でできるように練習しようと思って、ふだん使ってない左でやってみたら失敗して水を飲みそうになったりもしました。

ただ、水深が浅いんですよね。端の方で立っていると、水面が自分の肋骨の一番下あたりなので、1mちょっとでしょうか。中央部はもう少し深いのかな? 泳ぐ人が多いときは周囲の人がつくる水流で泳ぎにくいかも。

9月上旬にまた行って、1000円カットとのコンボを決めてみたいと思います。

横浜マラソンの視察を兼ねて赤レンガ倉庫へ

f:id:zokkon:20190731183321j:plain

いや、マラソンの視察というのはウソですが。

7月31日、横浜の赤レンガ倉庫にあるライヴレストラン Motion Blue Yokohama に行ってきました。ラテンジャズユニット、RISABROSO が初めてこの店(一瞬「ハコ」と書こうかと思いましたが、こういう業界人っぽい言い方はちょっと気恥ずかしい)で演奏するというので。

ちょっと前に夢を見て、たぶん妻と思われる女性に「あれはドラムじゃなくて、ティンバレスというの。ラテンパーカッション。シーラEが演奏してたじゃん」と偉そうに講釈を垂れる場面をなぜか鮮明に覚えているのですが、あれはこのライヴを見に行けというお告げだったのでしょうか。1人で行ったので誰かに講釈を垂れるチャンスはなかったのですが。ちなみに夢ではパーカッション奏者がもう1人いて全部で3人だった気がしますが、何の楽器だったかは忘れてしまいました。

RISABROSO は、トランペットの松木理三郎をリーダーに、コンガ荒川"B"琢哉、ティンバレス曽山美穂、ピアノ野口茜、ベース荻野哲史という5人組(敬称略)。松木くんは数々のビッグバンドや自身のユニットなどで活躍中。艶やかな音色、豊かな音量にはいつもほれぼれしてしまいます。

浴衣で入場するとオリジナルカクテルが1杯もらえる YUKATA de JAZZ という催しをやっている期間だからなのか、「日本のメロディをお届けする」と銘打ってのライヴでした。といっても「オレオ」とかチック・コリアのトリッキーなテーマの曲とかも普通にやっていましたが。日本のメロディらしいのは「大岡越前のテーマ」「見上げてごらん夜の星を」ぐらいかな。ステージ上の女性お二人は浴衣でした。

亡父がテレビの歌番組を見てるとき「見上げてごらん夜の星を」でよく涙ぐんでいたことを思い出して、自分もちょっと涙ぐみそうになりました。でもこのバンドの本領はキレのいい音でぐいぐいくるところだと思います。どの曲だったか忘れてしまいましたが、ピアノの野口茜さんがソロ終盤で立ち上がったところが個人的なハイライトでした。

アンコールのスティーヴィー・ワンダー Do I Do では、ふだん撮影禁止のモーションブルーなのに特別に許可が出たそうで、写真も撮ってみました。

f:id:zokkon:20190731214627j:plain
f:id:zokkon:20190731214609j:plain
Do I Do

「こんなハコで演奏できるのは最後かもしれません」なんて言っていましたが、そんなことないでしょう! また見たいです。