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50代男性が健康と幸福を追求する日常をつづります

e-Bikeという選択もある

気がつけば8月。関東甲信地方も昨日梅雨明けしました。このまま明けないかと思っていましたが、まだ気温もそれほど高くなく湿度も低い、さわやかな初夏のような陽気になり、夢のようです。とても8月とは思えません。

ただそのさわやかな気候がいつまでも続くことは期待できないので、この先の通勤手段を迷っています。電車の乗客数はかなり増えてきていて、感染防止の観点からはなるべく避けたいところです。梅雨が明けたので自転車で通勤も可能でしょうが、汗だくになるだろうし体力の消耗も激しいでしょう。なるべく気温の低い予報の日を選んで週2日ぐらいを自転車通勤にするというのが妥当な落としどころでしょうか。

ちょうどそんなことを考えていたころ発売になったBRUTUS最新号は「いい自転車。」という特集。幅広い話題がテンポよくまとめられています。その中で比較的スペースが割かれていたのがe-Bikeの話題。驚いたのはp.27の記述です。「実はe-Bikeの方が消費カロリーが多いって知ってました?」マジですか! 種明かしを読むと、使用頻度の違いとのこと。風が強くても疲れていてもe-Bikeなら乗るのがそんなに億劫ではないからで、言われてみればなんだそんなことか、と思いますが。

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いつのまにか自転車関係の書籍・雑誌がこんなに!

一度だけレンタサイクルで電動アシスト自転車に乗ったことがありますが、上り坂でも楽々とスピードが出せるし、人気があるのもわかりました。

通勤していても、ママチャリっぽいあまり速くなさそうなゴツめの自転車に抜かれてびっくりすることがありますが、だいたい電動アシストですね。

片道10kmの距離は毎日自転車で通うのはちょっときついので(特に夏場)、e-Bikeという選択肢はあるかなあと思いました。高価なのと置き場所がないのが悩みどころですが……。

どこまでブレーキかけずにいくのか

緊急事態宣言解除のタイミングは根拠薄弱に思え、それで感染が再拡大したらまたブレーキをかけるものと思っていました。その気配がまったくないのは意外です。8月は消費が比較的ふるわない月でもあるから、減速に導くにはちょうどいいタイミングだと思いましたが。でも帰省や旅行などで移動の多い月をGo To キャンペーンで後押しするのを優先することにしたので、緊急事態宣言を発出してまったく方向性の違う政策を両輪として推進するというような支離滅裂はさすがに避けたわけですね。

僕個人の7月の運動の実績を振り返ります。出勤日数も増えましたが雨の日がほとんどだったので自転車通勤の日が少なく、サイクリングの距離は86.3kmで先月の6割強にとどまりました。ランニングも37kmで先月の4分の3でした。うーん。

天気が悪かったのでしょうがないですね。西日本は梅雨明けしたようですが、東日本の梅雨も8月が来れば明けるんでしょうか。近年でも梅雨明けのはっきりしない夏があったような……と思って調べたら、一番近いのは1993年でした。30年ぐらい前です。個人の感覚としては近いのに客観的には全然近くない。柴田政人ウイニングチケットで初めて日本ダービーを勝った年です。そういえば同馬と覇を競ったビワハヤヒデも先ごろ大往生を遂げました。あの年は稲が不作で、「平成の米騒動」が起こりました。そう考えると歴史の一場面です。

今年も、記憶に残る年として後年振り返ることになるのは間違いないところでしょう。

COVID-19の感染が始まってから半年。

東アジアで沈静化に失敗した数少ない国の一つである日本で、経済活動は徐々に再開されていますが、どこまでブレーキをかけずにいくのでしょう。昔から棄民政策は得意技ですが、それに巻き込まれないように注意して生活していきたいと思います。

プロ野球も観客を入れた試合が始まりました。試合のある晩に東京ドームの脇を通ると、去年までと比べて、缶ビールを手にして歩いている人が目立つ気がします。野球観戦に来た人の数自体はいつもよりずっと少ないので、こういう状況でもぜひ生で試合を見て盛り上がりたいコアなファンでしょうか。今は生ビールを球場内で販売していないので、コンビニなどで調達してから足を運んでいるのでしょう。個人としては、こういう形で我慢を続けながら小規模な発散を繰り返していくことになると思います。

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いつもとは違う夏

 

ランチ事情・役所の食堂編

Go To キャンペーンが東京発着除外、若者と年寄りの団体旅行除外、という妙な条件を付けて7月22日から始まるという驚きの展開になってきました。制度は適用条件が複雑化すればするほど抜け穴が出てくるものです。一部の層だけが潤う、典型的な腐敗国家の様相を呈してきました。

さて、経済・社会活動は順調に(?)再開してきていますが、図書館もそうです。これはありがたいことです。公共のプールなどと同じく、入館時の検温と利用届の記入・提出が義務づけられ、閲覧席も間隔をあけるために利用できる数が減らされるといった変化はありますが、それほど不自由は感じません。

今日は千代田区千代田図書館に行ってきました。ここは、ビジネスニーズに応えて午後10時まで開館するなどの試みで一時期話題になりました。再開後も遅くまで開けることにしたようです。

千代田区役所の9階・10階にあります。以前は図書館で本の借り出し・返却をするついでに10階の食堂もよく利用していました。4月以降は足を向けていなかったのですが、久しぶりに食堂にも行ってみました。

並んでプラスチックのお盆と箸それにお茶を取り、メニューにあわせてカウンターに置かれた皿を取っていく方式ですが、今は係の人に「和定食を」「中華定食をお願いします」などと伝えて、それに沿った皿を都度出してもらうやり方に変更になっています。カウンターの上で無防備に空気にさらす時間を少しでも減らそうという、感染対策の一環でしょう。ご飯と味噌汁と小鉢は以前と同じく、置いてあるのを勝手にとるわけですが。

テーブルの上にも透明のアクリル板を置いて、飛沫感染対策を行なっています。安心ですね。

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アクリル板に映り込んでしまった

緊急事態宣言下ではどういう営業の仕方だったのか、偵察してみなかったのが悔やまれます。企業や店舗が閉まっていても、役所の仕事は当然あったでしょうから、食堂も営業していたのではないかと思います。食堂の従業員の安全確保という観点から休業するという選択肢もあったでしょうが。

今日の利用者数が多いか少ないかは、いつもと違う時間帯に行ったので判断できませんが、席もわりと埋まっていたようです。完全に元通りとまではいかなくても、かなり多い感じでした。

感染再拡大でこういうところの営業もどう転ぶかわかりませんが、そこそこ満足できるクオリティの定食を500円で食べられるのはとてもありがたいことです。またちょくちょく利用したいと思います。

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皇居方面を望む

GoToキャンペーンに乗って青森に行っちゃおうか

庶民から非難囂々のGoToキャンペーン。感染拡大真っ最中のこの時期に東京都から他県に行ったらやっぱり石投げられるんでしょうね。

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羽田新ルートを行く飛行機

だいたい、キャンペーンの名称もよくない。goというのは話し手と聞き手の両方から離れたところへ移動するというのが中心的な意味で、Go to 〜という命令文に聞こえる言い方だと「うせやがれ」の意味にとられかねないでしょう。「Go to というと jail か hell が続きそう」といった書き込みをTwitterで見かけましたが、わりと普通の感覚じゃないでしょうか。

ただ、どこか遠い土地へ行ってみたいという気持ちはあります。去年の5月連休に家族で台湾へ行って以来、旅行らしい旅行から遠ざかっているので。

個人的なことですが、まだ足を踏み入れたことのない県が3つあります。北から、青森、岩手、沖縄です。次に旅行に行くなら、この3県のうちのどれかかなあと思っていますが、いつになることやら。

なお、足だけ踏み入れたことのある県、つまり乗り換えとかでその土地を訪れたのは確かだけど何らかの活動をしたわけではない県も複数あって、宮城、鳥取、徳島がそうです。還暦を迎える前に宿泊してみたい。徳島なんか18年住んだ土地の隣県ですが、土讃線大歩危小歩危を通るぐらいしか縁がなかったのです。鳴門の渦潮は見ておきたいな。

ここへきて、青森に関する話題が身の回りで少し増えてきた気がします。これは青森をめざせというお告げかもしれません。

たとえば、新たに開業した弘前れんが倉庫美術館

bijutsutecho.com

外観がかっこいい。十和田市現代美術館も行ってみたいところです。

数ヶ月前に、青森産品に関するアンケートに回答したら、謝礼としてつまみとお菓子のセットをいただきました。ごぼうのチップスとか、りんごのジュレなどの詰め合わせ。チップスはちょっと塩味が勝ちすぎているかなという感じでしたが、りんごのジュレは果実感たっぷりでおいしゅうございました。

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青森のつまみ、お菓子をこんなにもらっちゃいました!

青森が俺を呼んでいる!

十分に感染対策を行なった上で

先日、久しぶりにプールで泳いできました。記録によると2月18日以来で、5か月近くのご無沙汰だったようです。

COVID-19の感染者数が再拡大している中でもかまわず生活様式を元に戻していくという行政の方針には疑問を持ちますが、3月から4月にかけての対策には異を唱えたい部分もあり、そういうところが以前の形に戻っていくのは歓迎します。主に、プールや図書館、映画館など飛沫感染リスクが比較的低いと思われる施設です。

特にプールは再開を心待ちにしていました。

杉並区では、6月15日またはその翌日から区立の温水プールが営業を再開しました。その中の一つ、杉並第十小学校のプールに行きました。通称杉十プール。

小学校の敷地内の地下にあるプールですが、出入り口は独立していて学校の敷地を通らずに出入りするので、普通のプールと変わりません。営業を再開しても、児童に与える影響は小さいでしょう。これまでと違うのは、次のようなところです。

  • 入館時の検温
  • 施設利用申告書への記入
  • 下足保管用のビニール袋の共用廃止
  • 水着脱水機の使用中止
  • ヘアドライヤーの使用中止

一度に利用できる人数にも制限はあるのですが、僕が利用した時間帯はそれほど人は多くありませんでした。まだ利用再開には踏み切れないという人も多いのかもしれません。来る人が増えると入り口で待たせたりするのでしょうか。

ほかに、プールの側溝に唾や水を吐いたらきちんと流すように、なんて細かい注意書きが増えていたりもします。

いつもなら一部のレーンを使って子供たちの水泳指導が行なわれていたりするのですが、それはまだ当面中止のようなので、ロッカールームもそれほど気を遣わないで使用することができます。本当は子供たちにこそプールを使わせてやりたいのですが、彼らの行動様式から考えて、ウイルスを保持していた場合に拡散させる可能性は高そうですからね……。

脱水機やドライヤーが使えないなど不便な面もありましたが、それはささいなこと。今のところ利用者が少ないのもあって、以前とあまり変わらない使い勝手でトレーニングができます。

時間当たりの運動強度は、水泳>ランニング>自転車 という感じなので、よほど状況に変化がない限りは積極的にプールを使っていきたいと思います。

神保町ランチ事情・withコロナ編

緊急事態宣言の発出以降、外食の機会はほぼなくなり、勤め先の近くの飲食店の営業状況も把握していませんでした。6月から出社日が増え、弁当を持参するのも食中毒のリスクが高まるので、また外食でランチをとるようになりました。

水道橋から神保町にかけてはもともと飲食店の新陳代謝が活発なところですが、今のところ心配したほど廃業が多いというわけではないようです。

水道橋の西口にあった富士そばが閉店したり、軒を連ねていたタピオカ屋が別の業態に変わっていたり、といった変化はあります。

気になるのはチェーン店ではなく個人経営の店舗です。レパートリーはそれほど多くないのですが、ちょっとずつ訪ねています。

しばらくご無沙汰していた仙臺は健在でした。昨年、消費税率が上がってから少し値上げしましたが、チキンカレー・ポークカレーが500円、このクオリティで!(食べてみればわかります!)客足は以前ほどではないようですし、営業時間も夜は短縮しているようで、厳しい状況は続くと思いますが、まだまだがんばってほしいです。

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絶品チキンカレー

神保町の立ち飲み居酒屋、魚勝へも行ってみましたが、ランチの営業は休止中です。残念。夜は時間を短縮して営業しているようです。地下の店舗なので換気の面で懸念する向きも多いのではないでしょうか。僕自身がそうですが。安心しておじゃまできる状況に早くなってほしいものです。

雨はあとどれくらい降るのか

今回の大雨で被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

今日の夕方のNHKニュースで言っていましたが、7月に入ってまだ1週間しか経過していない現時点で平年の1か月の降水量に匹敵する降水がすでにあった場所が多いようです。東京では、日記によると今のところ7月2日以外は雨が降っています。7月のこれまでの降水量の合計が97mmほどで、これで例年の1か月分に近いそうです。

ただ、手許の『理科年表2020』によると降水量の月別平年値は東京の7月が153.5mmとなっています。NHKで言っていた数値は100程度でしたから、それより大きい。気象庁では、西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値を平年値と定義していて、現在は1981年から2010年までの平均値を使っています。この定義は理科年表のものと一致しています。NHKの出典は確認していませんが、違いはどこからきているのでしょう。あるいは、僕が見間違えたか聞き間違えたのか。

『理科年表』の「降水量の月別平年値」を見るといろいろな発見があります。

東京の場合、6月7月の梅雨時の降水量はそれほど大きくないといえます。6月は167.7mm、7月は上述の通り153.5mmです。9月209.9mm、10月197.8mmで、秋の長雨のシーズンのほうがよく降っています。秋は台風の数字も含まれているでしょう。なお、8月は6月と同程度で168.2mmとなっています。

これに対して、今回被害の大きかった熊本では違う傾向が見られます。6月が年間で一番降水量の大きい月で404.9mm、7月も多くて400.8mmとなっているのに対し、8月173.5mm、9月170.4mm、10月79.4mmと、梅雨時のほうがよく降っていることがわかります。

では東日本は梅雨より秋霖のほうが降水量が大きいといえるのかというとそうでもなく、宇都宮・前橋・熊谷といった関東の内陸部では10月の降水量は9月の5割から7割ぐらいで、やはり少ないのです。これが日本全体の主流なのでしょう。一方、水戸・銚子・横浜といった関東の沿岸部では9月と10月の差は小さいか、10月の方が多い傾向があります。興味深いところです。

平年値をもとにこれからの降雨を予測するのは無理がありますが、いま停滞している前線の活動が低下してくれれば、梅雨も明けて被災地も少しは安心できるのではないかなあと期待しています。

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善福寺川にいたカワセミ